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☆- 愚痴・疑問・呟き -☆

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[ 高杉晋作 ]
高杉晋作 享年27才

彼とさほど差がない年齢になってきました。
彼のように何かを為すことができるでしょうか。
彼のように高い志を持つことができるでしょうか。


さて、本題です。
彼の辞世の句が好きで覚えていたのですが、駅で見かけた
JRだか山口県だかの観光キャンペーンののぼりをみると
ぼくが覚えているのと違うではありませんか!

ぼくが覚えていたのはこれ。
「面白き こともなき世を おもしろく」
ところが、書かれていたのは、
「面白き こともなき世に おもしろく」

あれーってことですぐにネットで調べましたが、やはり
どこも「こともなき世を」になっています。しかし、観光
キャンペーンに使うぐらいだから、間違っているとは
考えにくい。さらに調べるとありました、決定的な証拠が。

これ↓
http://www.webkohbo.com/info3/takasugi/img/togyoan_5.jpg

どうも「こともなき世に」が正しいようです。

これまでは、おれが世の中を変えてやる!っていう意味だと思って
いたのですが、かなり雰囲気が変わってきます。

「つまんねー世の中だけど、おれは好きなようにやらせてもらうよ」
彼の本質にあったのは、大志を成し遂げる事ではなく、自分らしく
生きる事だったのかも知れません。

参考:この句には、続きとなる下の句があります。

「すみなすものは心なりけり」

詳しくはここ↓ 文学を楽しめます。(「世を」になってますが)
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/1254/page3.html


2002/05/31(Fri) 晴れ


[ ひさびさのシリアス&ブラックA ]
やっぱり忙しい時にここ書いてるねえ。ばかだねえ。
早く寝ろよって自分で思うわ。

まず、前回の訂正から。
ここ書くために、もとの記事を見つけてきましたわ。5/6の読売新聞でした。毎週やってんのかな、「地球を読む」ってコラム?で、題材になってるのは国連人口基金「2001年世界人口の現状」です。
数字もあんまり覚えてないもんだね。イスラエルの人口が600万人(うちアラブ系1/5)で2050年までに1000万人、パレスチナ難民(パレスチナ占領地区外も含む)が約900万人で、2050年には2000万人になるとか。さらに、このとき15才未満は45%を占める計算になるそうです。

大意は変わらないけど、著者の締めの言葉を引用するとこんな感じ。
「ここからの出口はあるであろうか。私には全くわからない。だから頭が痛いのである。悲観的過ぎるだろうか。(中略)国連人口基金のデータを読んで、何か別の幸せな結論を出せる人がいるだろうか。もしいたら、それを聞かせてもらいたいものである。」

この著者、ポール・ケネディさんって人、結局解決策をだせないまま、話を終わってる訳です。そりゃーそうだろうねえ、ぼくも解決策あるんなら聞いてみたいものです。ぼくは非人道的な方法しか思いつきません。「痛みを我慢して下さい」としか言えませんわ。

で、ようやく@の最後に戻ります。
話が飛びますよ。

非人道的な方法(例えば、戦争しかけちゃえとか)ってのをイロイロ考えてると、自分がある「枠」を基準というか、前提として考えていました。
この「枠」とはなにか、それは日本って単位です。なんなんでしょうねえ。無意識のうちに、国の内外で物事を考えてました。ここらへんの自然にでてくる感情が民族主義とかいうもんなんでしょうかねぇ。でも、これは自分にとって発見です。別に愛国意識に目覚めたとかじゃないよ。人間は危機的な状況に陥ると、自分のテリトリーを把握できる・守れる・理解できる・共有できる、それまでより狭い「枠」に縮めようとするんじゃないかということです。
どういうことかというと、宇宙船地球号とか人類皆兄弟とか言う言葉がありますよね。これって、地球規模でみんなで手をとりあいましょうという事ですが、つまり一番余裕があり、個々の意識する「枠」がとても広い状態です。みんな地球人って感じ。EUなんかも似た感覚だと思います。しかし、互いの利益が反すると(誰かが独占しようとする、分けるだけのものがないなどなど)その「枠」を縮めます。そして、「枠」で結束し、「枠」の外と戦います(もちろん、単に暴力的な意味だけではない)。そして、自分たちの利益、時には生きる権利を守る訳です。
これまでは、利益の取り合いが大半だったのではないでしょうか。でも、その利益を分け合えば、みんなで貧しくとも生きていけるという考えを根本に、世界平和は進められたのです。しかし、現実に近づいているのは、生きる権利の奪いあいです。
そうなると「枠」は縮まざるをえません。大きな全てを含む「枠」は存在できないのですから。

また、@の最後に戻ります。

そこまで考えて、ぼくは思いました。ぼくは自分で思い描いてる「枠」ってもんを無条件に信じてないか。。

結論に行きましょう。

ぼくは世界って「枠」を維持できなくなった時に、国って「枠」のなかで、非人道的なことでもなんでもすれば、自分たちは生き残れるんじゃないかって思いました。人々が分け合い話し合えば解決しますなんて、甘ちゃんな考えはあほやと思っていました。が、それこそ実は甘ちゃんなのではないのか。。自分は国って「枠」が大丈夫だっていう前提で考えていたのです。それは世界って「枠」を前提で考えている甘ちゃんと同じです。じゃあ、「枠」はどこまでせまくなるんだ? 民族? 地区? 地域? 血族? 家族? 個人?行き着く先は自分1人なんですか?
もちろん、適切なサイズってもんがあるんじゃないの? 民族や国家ってのがそうでしょっていうのもわかります。でも結局、行き着く先は1人、そのあつまりでしかないんではないかという気がします。結局、幸せを保てる「枠」のサイズでしか、生きられないのではないか。民族主義だ、国だとかいってもその程度のものでしかないのではないか。

あーやっぱり落ちませんねぇ。
気が向いたら修正しよう。。


2002/05/13(Mon) 晴れ


[ 小ネタ ]
中国政府がまた、ムチャ言ってるね。
あいつら、むかつくね。
珍しく朝日も噛みついてるね。
意外なことに、産経は日本側の非難してたけど。
いつもと逆だね。
まー、そんなことはどうでもいいよ。

とれるはずもない許可をとったって言い張るあたりさすが中国。
そこまで日本領事もアホじゃないでしょ。
もっとも、中国もそれをわかってやるあたりが、なおむかつくね。

え、どういうことだって?

つまり、こういうことさ。

「わかりました。同志が日本領事の許可をとって行動したという
事実を認めないというのなら、それも仕方ありません。
そのかわり日本政府も、我々の同志が敷地内に入ったなどという
根拠のない話をすぐに取り下げて頂きたい。」

2002/05/12(Sun) 曇り


[ ひさびさのシリアス&ブラック@ ]
4月は2回しか書いて無いねえ。
忙しさとここの書き込み回数は比例してるんかいな。
まあ、前置きはそれぐらいにして。。

数日前の産経新聞だったかな。それに国連のなんかが出した人口予測のレポートをもとに、イスラエルが存続するかどうかは人口問題にあるっていう記事がのっていました。筆者はあまりにも悲観的な考えしかできないので、そのレポートを細部まで読んでないし、その悲観的な考えを書きたくもないということでした。(多少違ってても許してね。)

どういう事かと言うと、イスラエルの人口増加率は先進国より少し高い程度なのに対し、周辺のアラブ諸国(そして自治区においても!)ではかなり高い伸びが予想されているそうです。イメージとしては、イスラエルでは生まれる子供の数が夫婦1組に2〜3人、周りのアラブ諸国では5〜6人といった感じ。その結果、何がおこるのかというと、「人口爆発」です。

現在、イスラエルは必要な水の半分以上を自国外の領土でまかなっています。つまり、自国の人口増加でさえもかなり厳しい状況です。しかし、それ以上に周りの状況はもっと悲惨です。人口は2050年までに倍以上に膨れ上がり、ただでさえ劣悪な環境はそれらの人々をまかないきれません。また、そのとき人口に占める15才未満人口は1/4以上。青年・少年たちの不満がどこにあふれるか、またそれを巧みに操る組織の存在、その結果どうなるのか。答えは自ずと出てきます・・。

イスラエルの話は置いておくとして、人口問題は以前から言われていることであり、今に始まったことではありません。一番の懸念であった中国では一人っ子政策が多少は効いているのか、伸び率は落ちているそうです。しかし、依然として中東・南アジア・アフリカはとてつもない勢いで増えだす危険性をもっています。(もしかするとすでに起こっていることかも知れません。)そして、許容範囲を超えた時に何が起きるのか、それは先ほどのイスラエルの例を出すまでもなく、甘ちゃんの世界平和が終わる時です。

では、対処のしようはあるのか。
「あなたの愛で救える子供がいます。」これ全部やめましょう。
食料援助や医療援助、ワクチン提供なんてもってのほかです。
内乱も起きたら、手も出さずにほっとけばいいのです。
その間に、企業の海外進出なんぞやめてさっさと鎖国しますか?
それともがんばって、経済支配をゴリゴリに押し進めますか?
いっそのこと軍備を整えて、数を減らしに行きますか!
そこまでしないにしても、子供を労働力にするような未熟な文明しか
持っていない連中は、無理矢理にでも文明開化させましょうかね。

ぼくの貧弱な睡眠不足の頭ではこれぐらいしか思いつきませんでした。でも考えているときに、ふっと自分がある固定観念にとらわれていることに気付きました。


おい、自分はそんな状況でも、その「枠」は大丈夫って信じてねーか?


たぶん、つづく。
(おまけ1 まだ思考段階なんで、落ちないとやめるかも・・。)
(おまけ2 コレ書くのに1時間。早く寝ろよ、自分・・。)
2002/05/07(Tue) 雨

My Diary Version 1.21
[ 管理者:あおっき 著作:じゃわ 画像:牛飼い ]