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☆- 愚痴・疑問・呟き -☆

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[ 一ヶ月ぶりですね。 ]
いつのまにか、ここを書くのが1ヶ月ぶりになってしまいました。
たぶん、12月はこれ1つになるかな。おまけに今日は眠いから
あんまり長く書けそうにないな。。

で、今日のネタは、教育実習の話です。
いつのものごとく、関係ない前フリから入りますと・・。。

正直、ぼくは昔のことをすぐ忘れます。かーなりよく忘れます。
人からすれば、あんな印象深いことを・・、ということでも、
まったく記憶に残ってないことが多いです。まあ、思い出なんて
もんは、何度も思い出して、自分の解釈を勝手につけて歪めて、
それで心に残るものだと思っているので、忘れる事自体は仕方の
ないことで、あまり気にしてないのですが・・。

それでた。部屋で物を探してて、偶然、教育実習の時、最後の日に
生徒達からもらったメッセージを見つけました。
A4を6枚に切ったようなサイズの小さなカードですが、読み直して
みて、色々と考えちゃいました。

前フリにあったように、ぼくは昔のことを良く覚えていません。
出来事としては覚えていますが、少なくとも1人1人の名前や顔は
まったく思い出せませんでした。

けど、覚えていることもあります。
それをもらった時の自分の気持ちです。正直、嬉しかったです。
教師という職業のすばらしさ(良い面だけともいう)をじーんと
感じました。さすがに泣くことはなかったけど、それを生徒達に
伝えられないことが残念だったことを、良く覚えています。

けど、今になっておもえば、自分はなんて思い上がった事を
考えていたんだろうと思いました。
うまく言えないけれど、自分は子供達(という言葉を14-15才
だった彼らに使うことが適切かどうかわからないが。)に対して、
本当に感謝していたのかと。
嬉しかった気持ちに偽りはない。教育実習をやって良かったし、
良い経験になった。また、彼ら彼女らは、正直な気持ち(当然、
その一部だけだが。)を自分に向けてくれたし、こっちも正直に
それに答えれられたと思う。

けど、いまになってかれらのメッセージを読み返してみると、
何か自分がしたことよりも、子供達に与えられたものの方が大き
かったのではないかと。自分は、彼ら彼女らに教師にさせて
もらったのだと。

メッセージを読み返すと、義務的に書いてる子もたくさんいます。
けど、ほんの小さな一言が、「うまくいえないし、色々考えるの
かったりーし、けど、一応、言いたいことはある」のを表していて、
その一言に、あのときのぼくは随分救われていたのだなあと、
今になって噛みしめています。



なんで、こんなことをいまさら書くのかというと、他にこの思いを
あらわす機会がないんで。彼ら彼女らに、もう会うことはないと
思うし、会ってもお互いわかんないと思う。
だから、感謝したくても、もう伝えることはできないんだよね。

彼ら彼女らが、偶然にもこの文章を読んでくれると嬉しいです。


年をくったせいか、最近よくこういうことがあります。
もっと相手の気持ちを考えれば、もっと理解しようとしていれば、
もっと感謝の思いを持っていれば、もっと自分の気持ちを伝えて
いれば・・・・。後悔はないけど、こういう事をふっと思うと、
それは思い出となり、いつまでも心に残り、もう会えない相手の
事を思い出します。(もっとも、それも自分に都合良く歪めて
いないともかぎらないが・・。)

残りの時間が短くなればなるほど、こういった思い出は増えて
いくのでしょうか?
これ以上、増えないように、今を大切に生きたいと思います。


あ、言っとくけど、いまでも会える人間は対象外だからね。
酒でも飲んで、思いをどんどん積み上げていきましょう!

2002/12/30(Mon) 晴れ

My Diary Version 1.21
[ 管理者:あおっき 著作:じゃわ 画像:牛飼い ]